【エトーの自転車メンテナンス講座】フリーボディ交換編
いよいよ、3回目となりました。エトーの自転車メンテナンス講座。
今回もマニアックにいきたいと思います。
Rハブのフリーボディの交換です。
ハブとはホイールの車軸のことで、フリーとはハブ内にあるラチェット構造部分のことです。
競輪選手の使っているピストバイク(固定ギア)を除くと、ほとんどの自転車にはラチェットが入っています。(あと、一輪車や三輪車も除く)
自転車が走る方向にペダルを回すとホイールに力が伝わりますが、逆に回転させると空回りしますよね。それは、このラチェットがあるからなのです。
私のTCRに付いてきたa-classのalx630のフリーボディをバラしていきたいと思います。
ちなみに以下の方法はalx630に限られた方法であって、全てのホイールには適用できませんのでご注意を。
最初にスプロケットを外します。
専用工具である、スプロケットリムーバーとロックリング回しが必要です。
私のおすすめはパークツールのSR-1(写真で私が握っている青いチェーンの付いた工具)とシマノのTL-LR15(モンキーで回している黒いモノ)
このとき使用するモンキーはちょっと大きめのモノが使いやすいです。
なぜ、スプロケットリムーバーが必要かというと、先ほど説明したラチェット構造のため、スプロケットが共回りしないように固定しなければならないのです。
ハブ軸に左右から5mmのアーレンキーを差し込み緩めていきます。
実は今回私が作業するにあたって、一番困ったのはこの作業で、フリー側のキャップが緩んでほしいのですが、反フリー側のキャップが緩み、反対側を緩めることができなかったのです。
しかし、ポイントは反フリー側のキャップが外れたら、そこから長めのアーレンキーをフリー側に向かって差し込み、それと同時にキャップ側にもアーレンキーを差し込むことでフリー側にキャップも外せます。
バラすとこんな感じになります。
スラムのスプロケットはシマノと違って、ロー側3枚だけがくっついているんですね。
ここで、なぜトップ側のギア(小さいギア)は固定されていないのかというと、トップギアは削れやすいので、そこだけ交換できるようになっているんですね。
そもそも、なぜ今回フリーボディを交換しようと思ったかというと、写真赤丸部分の削れなんですね。
完車で購入した時にロックリングの締め付けが甘かったらしく、トップギアが滑って、フリーボディを削ってしまいました。そのため、走行中にトルクを強めにかけると、トップギアがこの削れのためにズレが生じて、パキパキ鳴くわけです。
外してみると内側にも、傷が。
そして、このフリーボディを新品に交換します。
ちなみにこのフリー内部のラチェット部分に使用するのはタミヤ模型のラジコン用モリブデングリスです。
フリーの3つのツメが上の写真のギザギザに噛み合うことで力が加わるんですね。
ちなみに、この3つのツメのバネ。
このa-classのフリーは1つのツメ毎に1つのバネが付いているのですが、カンパやフルクラムは3つのツメを1つの輪っかのようなバネで支えているだけです。
どちらがいいのかは分かりませんが。
反対側は単純にシールドベアリングが挿入されるだけです。
フリーをはめ込んだら、固定するキャップを締め込んで、スプロケットを付けて完成です。
今回、フリーボディの交換・グリスアップを行ったわけですが、交換の理由でもある、トップギアの滑りと異音は全く無くなりました。
やはり、原因はフリーボディの削れだったと思われます。
また、グリスについてはタミヤのラジコン用モリブデングリスがかなり高性能だと判明しました。
以前はa-class特有のラチェット音(ジジジジジ・・・)がしていたのですが、交換後はほぼ無音になりました。
また、回転もすばらしく軽くなり、グリスの効果を実感できました。
今回もマニアックにいきたいと思います。
Rハブのフリーボディの交換です。
ハブとはホイールの車軸のことで、フリーとはハブ内にあるラチェット構造部分のことです。
競輪選手の使っているピストバイク(固定ギア)を除くと、ほとんどの自転車にはラチェットが入っています。(あと、一輪車や三輪車も除く)
自転車が走る方向にペダルを回すとホイールに力が伝わりますが、逆に回転させると空回りしますよね。それは、このラチェットがあるからなのです。
私のTCRに付いてきたa-classのalx630のフリーボディをバラしていきたいと思います。
ちなみに以下の方法はalx630に限られた方法であって、全てのホイールには適用できませんのでご注意を。
最初にスプロケットを外します。
専用工具である、スプロケットリムーバーとロックリング回しが必要です。
私のおすすめはパークツールのSR-1(写真で私が握っている青いチェーンの付いた工具)とシマノのTL-LR15(モンキーで回している黒いモノ)
このとき使用するモンキーはちょっと大きめのモノが使いやすいです。
なぜ、スプロケットリムーバーが必要かというと、先ほど説明したラチェット構造のため、スプロケットが共回りしないように固定しなければならないのです。
ハブ軸に左右から5mmのアーレンキーを差し込み緩めていきます。
実は今回私が作業するにあたって、一番困ったのはこの作業で、フリー側のキャップが緩んでほしいのですが、反フリー側のキャップが緩み、反対側を緩めることができなかったのです。
しかし、ポイントは反フリー側のキャップが外れたら、そこから長めのアーレンキーをフリー側に向かって差し込み、それと同時にキャップ側にもアーレンキーを差し込むことでフリー側にキャップも外せます。
バラすとこんな感じになります。
スラムのスプロケットはシマノと違って、ロー側3枚だけがくっついているんですね。
ここで、なぜトップ側のギア(小さいギア)は固定されていないのかというと、トップギアは削れやすいので、そこだけ交換できるようになっているんですね。
そもそも、なぜ今回フリーボディを交換しようと思ったかというと、写真赤丸部分の削れなんですね。
完車で購入した時にロックリングの締め付けが甘かったらしく、トップギアが滑って、フリーボディを削ってしまいました。そのため、走行中にトルクを強めにかけると、トップギアがこの削れのためにズレが生じて、パキパキ鳴くわけです。
外してみると内側にも、傷が。
そして、このフリーボディを新品に交換します。
ちなみにこのフリー内部のラチェット部分に使用するのはタミヤ模型のラジコン用モリブデングリスです。
フリーの3つのツメが上の写真のギザギザに噛み合うことで力が加わるんですね。
ちなみに、この3つのツメのバネ。
このa-classのフリーは1つのツメ毎に1つのバネが付いているのですが、カンパやフルクラムは3つのツメを1つの輪っかのようなバネで支えているだけです。
どちらがいいのかは分かりませんが。
反対側は単純にシールドベアリングが挿入されるだけです。
フリーをはめ込んだら、固定するキャップを締め込んで、スプロケットを付けて完成です。
今回、フリーボディの交換・グリスアップを行ったわけですが、交換の理由でもある、トップギアの滑りと異音は全く無くなりました。
やはり、原因はフリーボディの削れだったと思われます。
また、グリスについてはタミヤのラジコン用モリブデングリスがかなり高性能だと判明しました。
以前はa-class特有のラチェット音(ジジジジジ・・・)がしていたのですが、交換後はほぼ無音になりました。
また、回転もすばらしく軽くなり、グリスの効果を実感できました。
by jumpin-jack-flash
| 2010-12-14 23:22
| 自転車
神戸製鋼加古川漕艇部での日々
by jumpin-jack-flash
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