【エトーの自転車メンテナンス講座】チェーン交換編

お待たせいたしました。エトーの自転車メンテナンス講座の栄えある第1回としてチェーン交換をしたいと思います。
なぜ、チェーン交換かと言いますと、タイヤチューブ交換やブレーキ調整はしたことがある人は多いと思いますが、チェーン交換となると知らない人も多いのではないかと思ったからです。

さて、そもそもなぜチェーン交換が必要かと言いますと、チェーンやスプロケットの洗浄をしたことがある人なら分かると思いますが、通常の走行でそれらは常に削れています。重いギアでトルクをかけて走る癖のある人は特にそれが顕著に現れます。
そこで、チェーンを交換してあげることで削れによる歯飛びを防いだり、スプロケットが削れるのを防ぐことができます。
なので、チェーンは消耗品と割り切り、最低でも1年に1回は交換しましょう。毎日、長距離を乗られるようなハードユースでは半年に1回交換してもよい位だと思います。

少し前置きが長くなりましたが、早速チェーン交換を行ってみたいと思います。

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まず、準備するものとしてチェーン切りという工具と交換用のチェーンです。
チェーン切りといっても、刃物で切断という暴力的なことはしません。リンクのピンを押し出すのです。自転車屋で2500円程度で購入できると思います。私の知る限り、自転車屋のチェーン交換の工賃は安くても1600円ですので、2回交換すれば元は取れます。
また、チェーンに関してはリアの変速段数により種類がありますので注意が必要です。主にリアが7、8速、9速、10速と3種類のチェーンがあります。(カンパでは11速も出ていますが、ここでは紹介しません)
さらに、その3種類の中でも数種類のグレードがあります。シマノ社製では2000円、2500円、3000円、4000円のような感じです。これ、何が違うのかと言いますと、変速性能についてはプロが使用しても違いが分からないと言うのが定説であります。従って、高いチェーンを購入するくらいなら安いのでポイポイ交換した方がいいと言われています。
では、その価格差は何か?と言いますと、表面処理です。高いチェーンはキラキラ輝いていますが、安いチェーンは少しくすんだような色をしています。ただ、それだけです。
ちなみに、今回私が購入したのはシマノの9速チェーン中では高級な3000円程度のものです。(浜松の某自転車屋で、なんでもいいから9速チェーンを下さい。と言ったところ一番高いのが出てきました。普通はなんでもいいと言ったら安いのが出てきそうなものですが、ずいぶんポジティブなお店です。)

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チェーンの話なんて、どうでも良かったかもしれません。長くなりすぎました・・・

早速、元々ついていたチェーンをカットしたいと思います。写真のようにチェーン切りをセットして、ピンを抜きます。このとき、抜くピンはどれでもオッケーです!

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チェーンをカットしたら、特に気にしないのであれば、そのまま新しいチェーンをつなげばいいのですが、せっかくチェーンがピカピカになるのなら他もキレイにしよう!と思い頑張ってみました。

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Rホイールからスプロケを外します。これにも、専用工具が必要です。方法については、また、アップしたいと思います。かなり、汚いです。
パーツクリーナーで1枚1枚、歯車を磨いていきます。そうすると・・・

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どうですか?ピカピカでしょう!

上の写真にも写っていましたが、スプロケがキレイになると次はRメカのプーリーも気になってしまい、バラして洗浄後、グリスアップして再び組み付けました。


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本当は、ここで終わりにしようと思ったのですが、今度はクランクが気になってしまいました。
ええ〜い、こっちもバラしてしまえ!
ということで、

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現在のロードバイクなら、ほとんどがシマノのホローテック2方式に従っていると思いますので、クランクを外すのは6角ボルトを緩めるだけで外れます。簡単です。

よし!キレイにしよう!と思ったのですが、インナー側のチェーンリングがどうも、キレイにしづらい。というわけで、こっちもバラします。


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そして、ボルトをグリスアップして再び組み付けます。

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クランクの取り付けにはトルクレンチを使用しました。適正締め付けトルクを守るのは基本中の基本ですからね。今回は12N・mです。

これで、ようやく全ての洗浄が終了しました。

新しいチェーンをつなぎます。まず、新しいチェーンには親切にオイルでコーティングされていますので、それをパーツクリーナーで剥がします。特に、チェーンオイルにこだわらない人はそのまま装着しても使えますが、私は自分の好みのオイルを入れたいので、パーツクリーナーでジャブジャブします。灯油があれば、灯油にどぶ漬けした方が速いかもしれません。

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まず、チェーンを適正な長さにカットします。ロードですと、ギアをアウタートップにして、Rメカの2つのプーリーが地面に対して垂直になる長さがベストと言われていますが、そうすると時々、長さが足りなくなるときがあります。なので、今回はチェーンをプーリーに通さずにアウターローにセットした状態で、チェーンを張ります。さらに、その状態から2リンク余裕を持たせたところでカットする方法をとりました。

そうして、チェーンを合わせてコネクトピンを差し込み、チェーン切りでピンを押し込んでいきます。最近ではリアの段数が多くなり、それに伴いチェーンも細くなってきています。なので、ピン押し込みの作業はシビアになってきています。慎重にやります。失敗は許されません。

ピンとチェーンがツライチになるまで押し込んだら、押し込み過ぎです。少しだけ浮かせます。ここが、ビミョーです。
押し込んでみたら、そのリンクを手で動かしてみて、他のリンクに比べて抵抗が大きくなっていないことを確認します。

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そして、反対側に飛び出たピンはペンチで折ります。

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これで、完成!

どうですか?新車の輝きだと思いませんか?大満足です。

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同様に、MTBもチェーン交換を行いました。ピカピカにしたので部屋の中でも気になりません。(もっとも、私は汚くても大丈夫なのですが・・・)

注)単にチェーンを交換するだけなら、ここまでバラす必要は全くありません。ただ、切って、新しいチェーンをつなぐだけです。今回は洗浄に手間を食いました。エトーサイクルでの工賃は5000円ですかね(笑)
____________________________
リキオさんへ

大学に君のロードが置いてあったので、失礼ながら勝手に状態をチェックさせてもらいました。
ロックがかかっていたので、後輪が回せませんでしたが、以下のメンテが必要です。

・前後ブレーキワイヤー引き
・チェーン交換
・スプロケ洗浄
・Rタイヤ交換(できればFも)

おそらく、シフトワイヤーも伸びていると思いますので、変速調整も必要かと思います。

ロードバイクは「動けばいいや」というレベルの乗り物ではありません。しっかり、メンテナンスをして大切にしましょう。
今度、艇庫に持ってきて下さい。一緒にメンテナンスを楽しみましょう!

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ほら、真っ黒じゃん。チェーンもタルタルに伸びてるし・・・
なんか、こういうロード見ると悲しくなるし、いじりたくなるんだよね・・・
by jumpin-jack-flash | 2010-03-17 22:42 | 自転車


神戸製鋼加古川漕艇部での日々


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